【400Xのある暮らし】37.番外編:救急外来の対応

2024/11/24(日)Toshi30mは、激しい痛みに耐え続けていた。
じっとしていても、痛みで涙が出るほどだった。
「この痛みがもう2日も続いている。このまま安静にしているだけでは治りそうにない。
やはり病院に行くしかないな」と考えていた。
前回利用した#7119に電話してみた。今度は男性が対応してくれた。
前回と同じ救急外来を受けられる病院を紹介してもらった。
昨日行った小さな整骨院とは違い、大きめの総合病院だった。
ネットで病院の評価を見ると、そんなに評価は高くなさそうだが、仕方ない。
昨日と同様、時間をかけて着替えをし、TaxiGOでタクシーを呼んだ。
足や腰を曲げると激痛が走るため、斜めに横たわるように座った。
頭は運転手側、足は助手席側に伸ばすような形だ。
病院が行先だから、病人だと認識してもらえるだろうと、Toshi30mは思った。
病院に着くと、予想より待合室は閑散としていた。
痛みで椅子に座れないため、人が少ないのを幸いに、ベンチのような椅子に横たわった。
看護師や患者が横を通るが、恥ずかしさなどまったく感じなかった。
「仕方ない。座っていられないんだから…」と割り切った。
ほどなくして診察室に呼ばれた。
若い医師が対応し、Toshi30mは状況を説明した。
「今日はあくまで救急外来なので、診断や診療ができません。
鎮痛剤を2日分ほど出しておきます。それでも痛むようであれば、明日、整形外科を受診してください」
飲み薬と座薬のどちらがいいか尋ねられ、Toshi30mは座薬を選んだ。
57年の人生で座薬は初めてだったが、お尻は腰に近いのでより効くのではと考えたからだ。
タクシーで15分ほどの距離だったが、待ち時間10分、診察5分ほどで、薬を処方されただけだった。
「病院というのは、こういうものなのだろう」と思った。
「彼らもとても忙しい。患者が納得するよう、手際よく診察を終えたいのだ。
Toshi30mのような腰の痛みの患者は死に直結しないので、優先度は低いのだろう。
軽いトリアージをして、とりあえず鎮痛剤を出しておく。彼らには生死の境をさまよう患者がいる。そちらの方が大切なのだ。だからこういう対応になるのだろう」と帰りのタクシーで、来た時と同様に後席に横たわりながら考えた。そう考えないと、やりきれなかった。
単身赴任用の社宅に戻る。
痛みがピークに達し、意識が遠くなる。
着替えもせずにベッドに横たわった。
もらってきた座薬を使う。
初めての経験で、うまく挿入できない。それでもなんとか座薬を入れた。
少しは痛みが和らいだような気がしたが、まだまだ痛い。
これまでの最大の痛みを10とすると、9くらいの痛みだった。
「あした整形外科に行ってみよう」
気を紛らわそうとサブスクで映画を見始めたが、まったく集中できない。
実は翌月曜日は、ゴルフのために有給休暇を取っていた。
この状況では仕方なく、ゴルフをキャンセルした。
今日明日のゴルフどころか、もしかしたら一生ゴルフができないのではないかと不安になった。
また、孤独で長い痛みとの戦いの夜を迎えた。
つづく