【400Xのある暮らし】38.番外編:整形外科

2024年11月25日(月)Toshi30mは、数年ぶりに以前診察してもらった整形外科に行った。
Toshi30mは、思い切って自転車を使ってみた。
自転車に跨がっても痛みは増さなかったが、ペダルを普通に踏むと痛むため、半分回しては戻し、また半分回すという、傍から見ると変な進み方をした。
痛いながらも、同じ痛みなら早く到着した方が良いと考えていた。
ここは町の人気の整形外科で、待合室は患者であふれかえっていた。
徒歩なら10分のところを、自転車でも10分で到着した。徒歩だったら30分くらいかかったろう。と思った。
お年寄りが多く、歳を重ねると痛みを抱える箇所が増えていくのだろうと思った。
椅子は空いていたが、座ると痛むため立っていた。
20分ほど立ちっぱなしで、痛みで倒れそうになった。
待合室で倒れでもしたら大騒ぎになるだろう。
通りかかった看護師に状況を説明し、横になれる場所はないか尋ねた。
どこか使っていないベッドがあればと期待したが、看護師は待合室の長椅子を指さして
「ここを使ってください」と言った。
これだけ人が多いのに、と思いながらも、そこを使わせてもらった。
待ち時間は1時間を超えた。
病院は待つものとはいえ、この時代に1時間も待たせるシステムには疑問を感じた。
ようやく診察室に呼ばれ、
「おひさしぶりです」と挨拶してから状況を説明した。
「レントゲンを撮りましょう」
そうそう、ようやく本格的な診察が始まった。
レントゲン結果を見て医師は言った。
「背骨は綺麗です。ヘルニアだと思います。薬を出しておきましょう」
以前、頸椎のヘルニアで「リリカ」という薬を処方されたことがあった。
「今回は、リリカよりも新しいタリージェという薬を出しておきます。これで1週間様子をみてください」
診察までに約1時間半かかり、診察とレントゲンを含めてもわずか10分。
効率が悪すぎる。と思った。
診察は流れ作業のようだった。
医師側からすれば、一人一人に時間をかけることは機会損失なのだろう。
特に整形外科は症例が限られている。
過去の例から考えて、原因を突き止めるのではなく、予想される病気に対して薬を出して様子をみる。
これが一般的なやり方なのだろう。
原因究明に時間をかけていては、医師から見れば非効率的ということなのだろう。
前回の頸椎ヘルニアはリリカで治ったものの、完治まで6か月ほどかかった。
今回はタリージェに期待するしかない。
明日は仕事があるため、在宅勤務に切り替えることにした。
タリージェを飲んでも、1日では改善しないだろう。
長期戦になることを覚悟した。
ただ、数日この痛みにもがいていたToshi30mは、もう一つの可能性を疑っていた。
つづく