【400Xのある暮らし】39.番外編:泌尿器科

2024/11/26(火)Toshi30mは、この痛みはヘルニアなどの背骨のけがによるものではないのではないかと考えていた。

痛い病気のトップ3と言われる尿路結石を疑っていた。

こんなに痛いのは、尿路結石しかないと決めつけてもいた。

痛みの中、ベッドでできることは、痛みの原因を知るために、ネットで情報収集するしかなかったので、知識はついてきた。

今日は泌尿器科に行ってみようと決めた。

歩いて10分ほどのところに、新しく開業された泌尿器科があることがわかった。

朝10時に電話したら、11時に予約がとれた。

相変わらず不自由な乗り方だったが、歩くよりはずっと楽な自転車を使って、泌尿器科へ向かった。

新規開業したばかりらしく、病院自体もきれいで、受付の人も若くてきれい、医師も若くてモチベーションが高そうな人で、Toshi30mは好印象を持った。

1時間以上待たされることもなく、病院に着いてからほどなくして診察室に呼ばれた。

Toshi30mは状況を説明し、整形外科を受診中だが、この痛みは尿路結石ではないかと思っていることを伝えた。

レントゲンを撮り、尿路付近を診てもらった。

「小さい石が腎臓と尿管に見えます」

ということだった。

尿管というのは腎臓と膀胱をつなぐ管のことだ。尿道は膀胱から陰茎の先までの管のことで、これらの結石の病気をまとめて尿路結石と呼ぶようだ。

「やはり、この痛みは背骨のけがのせいではなかったのではないか」とToshi30mは思った。

しかし、その医師はこうも言った。

「背骨に狭窄も認められます」

「いわゆる脊柱管狭窄症ということですか?」

Toshi30mは、ネットで腰痛についていろいろ調べていたので、少し知識があった。

「その可能性もありますので、整形外科も続けてください」

Toshi30mはショックを受けた。

おそらく脊柱管狭窄症と尿路結石が同時に発症していたのだ。

脊柱管狭窄症だけでも入院する人がいるほど深刻なのに、その上、痛みの王様と言われる尿路結石まで重なっていたとは。と悲しくなった。

発症から5日が経つが、足を曲げたり腰を曲げたりすると激痛が走る。

そのため椅子には座れず、立つか横たわるしかない。

待合室などでは「座ってお待ちください」と言われたり、医師の話を聞く時も椅子をすすめられるが、「座れないので、立たせていただきます」と断るほどだ。

尿路結石用の薬を処方してもらった。

前立腺肥大症用の薬らしい。

脊柱管狭窄症と尿路結石の薬で、服用する薬が多くなった。

午後は、ベッドに横になりながら仕事をした。

打ち合わせが多かったが、むしろ打ち合わせをしているほうが気が紛れ、痛みを忘れることができた。

病気とはいえ、寝ながら仕事をすることに倫理的な疑問を感じたが、椅子に座ることができない以上、仕方がなかった。

もう5日間も痛みが続いているため、痛みにも慣れてきて、対処法もわかってきた。

立っているときは左足を少し上げると痛みが和らぎ、歩くよりも自転車に乗ったほうが楽になるなどのコツもつかめてきた。

上司に連絡し、今週はずっと在宅での勤務とした。

ベッドに横たわりながらのPC作業にも慣れてきた。

はじめは痛くて作業どころではなかったが、痛みがある中でも作業に集中できるようになってきた。

週末になっても痛みは変わらない。

部屋は掃除もできず、ベッドの周りにはパウチドリンクのゴミが散乱している。

ゴミ屋敷とまではいかないが、散らかり放題だった。

来週は外せない会議があるので出社しないといけない。

来週までに痛みは治まるのだろうか。

つづく

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