【400Xのある暮らし】6.納車したその日にツーリング
無事、走り出すことはできた。
シフトアップも、シフトダウンもそれなりにできる。
次に重要なのは止まることになる。加速するよりも重要な操作だ。
フロントブレーキ・リアブレーキのタッチはクセを知る必要があるので、いろいろ試してみる。
フロントは良く効くし、リアは効くというより、コントロールしやすい。
僕は、リアブレーキを軽くかけて、引きずりながら、シフトダウンする。慣れも必要だが、だんだん感覚を取り戻してきた。
実は、2022年式のフロントダブルディスク(&倒立サス)が欲しかったのだが、これはブレーキの効きというよりかは、カッコが良いから。というものだ。唯一の妥協点だ。2020年式400Xに2022年式のサスとダブルディスクを付けられないかと、本気に思う。
ただ、シングルディスクでも、十分なブレーキの効きが得られる。今回は、ABSが付いているのでパニック時も安心だろう。
実は、その日にPCXでよく行っていた新城市の方に行ってしまったのだが、帰り道で、赤信号に気付くのが遅くなり、結構な急ブレーキをかける場面もあったのだが、がっちりと効いてくれた。
ABSが効くところまで、派手な急ブレーキをしなくて済んだが、コントロールしやすい信頼できるブレーキだと思った。
乾いた路面でABS効かせるってのはおそらく生涯で一回もないだろうし、したくない。
濡れた路面、ダートで効果を発揮してくれるんだろう。
学生の時、CBRで軽くフロントブレーキをかけたら、転倒したことがある。路面は濡れていて、フロントタイヤが濡れ落ち葉に乗っていたらしい。
初めての転倒だったので、今でも鮮明に思い出せる。友達の家から帰る夜の道。まったく気を抜いて走っていた。
あの時の絶望感、自信の失い方。
もう二度と経験したくないことだった。だが、実はバイクでコケたのは3回。
1回めがそれで、2回めが上り坂登っていて、下り方向にUターンした時、足がつかなくてコケた。
3回目は、ツーリング先で、押しがけの練習していたらコケた。
余計なことをしたらいけない。ということだ。
30年前のバイクはABSは付いていない。ABSが付いていたら、回避できた転倒だったのだろうか?
そんな転倒経験があって、今はUターンはひどく慎重だ。
押しがけ失敗転倒の件、400Xは、アシスト&スリッパークラッチなので、押しがけができないので、それでコケることはないだろう。
走る、止まるの次は、曲がる。
空いた直線を見つけて、右・左にスラロームをしたところ、もちろんPCXほどクイックではないが、安定して曲がってくれることがわかった。
僕は何台も乗っているわけではないので、比較はできず、絶対的な感覚ではあるが、それなりに曲がりやすいということが分かった。
19インチのフロントタイヤサイズを持っていても、曲がりづらい。ということは一切なかった。
つまり、走る・曲がる・止まるは、とてもいい感触だ。
僕の走る速度域では、全く問題ないと思う。
一部のYouTuberが、パワーがない。と言っているのを見たことがあるが、それは、大型に乗り慣れている人なんだろう。大型から乗り換えたら、そう思えるかもしれないが、僕には十分だと思う。
最高速は167km/hらしい。公道でそんなに出したら、日本では速度違反だ。
納車時は、ガソリンが1リットルも入っていなかったので、400Xで、初めてガソリンスタンドにも入った。
PCXでは、ガソリン蓋をガソリン蓋オープンボタン?を押して開けてから、ガソリンキャップをぐるぐる回して開けて、ガソリンを入れていた。
400Xは、鍵を回せばガソリンキャップを開けられる。これも30年前と変わらないがPCXより1工程少なくて済む。
いずれにしてもガソリンを入れるってのは、面倒なものだ。400Xの燃費は、30km/l以上。これは助かる。給油回数が少なくて済む。
17リットル入るタンクに、15リットルほど入れた。もう少し入るのだろうけど、こぼすのも嫌だったからだ。
400Xはレギュラーガソリンなので、まだ良かったが、最近ガソリンが高い。
数キロ走ったが、なんとか乗れそうだ。
いろいろYouTubeを見ていたが、ほぼほぼどのYouTuberが言っていたように、欠点のない、乗りやすいバイクであることは間違いない。
つづく