【400Xのある暮らし】12.山から海へ、気ままツーリング

とこにゃん

次の日の日曜日も、天気が良かった。

Toshi30mは、400Xと出掛けることにした。

出掛けることにしたというより、積極的に出掛けた。早く乗りたかった。

前日は、12時頃に納車が終わったので、午後に走っていたけど、この日は早めに家を出る。

この日もまだスマホホルダーを付けていないので、ナビが必要のない自分の知っているところに出かけることにした。

恒例の矢作ダム方面に行くことにした。

豊田市の方から矢作ダムに行く途中に、斜め右に入ると旭高原元気村に続く細い道がある。

この日はなぜか、矢作ダム堤防には行かずに、この脇道に入った。

一度、PCXとも走ったことのある道だと思う。

走ってみると、ここも結構なワインディングロードだ。

ワインディングロードと言っても、道は狭いし、道路状況は良くはないので、快適に飛ばせる気持ちの良い道というわけではない。

そんなにスピードは出せないが、低速コーナーの練習にはもってこいの道だ。

家族連れが来る高原の憩いの場所なので、静かに走ろう。

牧場の横を通ると元気村というのがある。2023年にWRCラリージャパンが開催された場所でもある。

ラリージャパンの時はすごい人だったと思うが、普通の日曜日の9時ころの元気村は閑散としている。

元気村から、国道153号の方に下って、道の駅 どんぐりの里 いなぶ方面に向かう。

途中、いなぶをワープして設楽の方に行く広域農道奥三河線がある。ここは、交通量が少なく快適な道路だ。

途中、牛が放牧されていた。

さて、そろそろ帰ろうと思ったら、まだ午前10時。

6時くらい家を出たので、4時間も走っているが、まだ走り足りない。

山を走っていたら、久しぶりに知多の方に行って、海が見たくなった。

ナビで調べると稲武の方からだと、知多の方まで一般道で3時間。

スマホホルダーがないので、地図を見ながら走れないが、ナビの音声だけを頼りにもうひとっ走りすることにした。

わざわざ間違えて入った道が楽しかったりする。こういう冒険もツーリングの醍醐味だ。

山道は涼しくて良かったが、知多に近くになるとひどく暑い。

常滑に入った。常滑は猛暑だ。この時期、海はキラキラときれいだが、泳がないと意味がない。山とは違って、暑いだけだ。

かげろうが見える。

何気なく走っていると、「やきもの散歩道」の看板が見える。

ちょっと寄ってみた。散歩道なのに、バイクで走っていいのかな?と思いつつ、走らせてもらう。そろりそろりと走った。

観光の数グループとすれ違った。こんな狭い道は車ではこれない。これがバイクの良いところだ。

狭い道を走っていたら、でかい猫の顔の裏側に出た。常滑名物「とこにゃん」だ。

表に回って、猫の顔を見る。「でかっ」

はじめに、裏側を見てしまったので、ちょっと興ざめだが、インパクトのあるデカさだった。

ちなみに陶器の町のとこにゃんだが、これはさすがに陶器ではない。と思う。

実は、とこにゃんの横には、とこにゃんを見つめる小さい焼き物のかわいい招き猫が鎮座している。

久しぶりの常滑。4年くらい前、コロナの時は、PCXも持っていなかったので、クロスバイクで来たことがある。

名古屋から常滑、往復12時間くらい自転車を漕いだことを思い出す。

常滑から海沿いを通って名古屋に戻る。常滑に着いたのが午後1時くらい。

ここから、名古屋まで1時間半くらいか。

国道247号を使って名古屋に帰る。

約400Kmの日帰りツーリング。今日は、雨に降られなかったが、ひどく暑い一日だった。

油断は禁物だが、一日暑い中走っても、熱中症にはならない。自分はゴルフもするが、真夏でもプレーする。

要は、準備とか心構えだと思う。

ツーリング前日には、良く睡眠をとり、ツーリング中は、こまめに休憩し、塩分・水分を取る。ということをすれば、耐えられると思う。

事故にも気を付けたいが、この時期、熱中症にも十分気を付けないといけない。

帰りに、お世話になっている熱田神宮に寄って、お参りと、新しい交通安全のお守りを買う。古いお守りを返し、新しいお守りを400Xにくくりつける。

安全運転をしますので、引き続き、お守りください。

家に戻り、汚れを軽く落とす。ボディには、WAKO’Sのバリアスコートをひと塗り。エンジン回りや、足回りには、AZのシリコンスプレーを布にとって磨く。エンジン回りには、そのままシリコンスプレーを噴く。

また綺麗になって、すっきり。

名古屋は、本格的な夏に入った。

つづく

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